リアルきかんしゃトーマスが走る!情緒あふれる大井川鐵道を訪ねました。
緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が発出されている可能性があります。
コロナ禍が落ち着いた際にぜひ、また解除されていても充分な配慮をしてお楽しみください。
※本記事は、コロナ禍前に訪れた内容を掲載しております
子どもが大好き「きかんしゃトーマス」の愛らしいキャラクターたちが、
実際に蒸気を上げ、汽笛を鳴らしながら、緑豊かな自然の中を元気に走る大井川鐡道。
静岡県の中部を流れる大井川、その河口にほど近い島田市。
ほぼ全線を大井川に沿って走る大井川鐡道は、この町から出発します。
日本ではじめて蒸気機関車の動態保存に取り組み、蒸気機関車の走る路線として有名な同鐡道は、
2014年から実際の機関車を化粧直ししたリアルきかんしゃトーマス号が登場し話題となりました。
列車の運行状況、予約はこちらから
大井川鐡道公式サイト
鉄粉で鉄さび色に染まったバラスト、オイルの鉄黒、夏草の緑、韓紅の花。
沿線の風景や駅の情景も、いかにも蒸気機関車がやってきそうな情緒にあふれています。
大井川第一橋梁は沿線随一の撮影スポット。
トーマス号がやってくる時間になると、アマチュアカメラマンや家族連れでいっぱいに。
トーマス号が通るととにかくみんな手を振ります。
沿線のギャラリーも、乗客も、機関士も。みんな笑顔で手を振ります。
鉄道には人々を笑顔にするチカラがあるのだな、と感じます。
ちなみにきかんしゃトーマス号は人気で、予約は抽選。
予定が決まったら、早めの予約がオススメですよ!
実ははじめて蒸気機関車と触れ合う筆者。
近づいてみて驚いたのですが、ボイラーの熱気が肌に伝わってきます。
蒸気の音や汽笛も相まってまるで生き物のように感じられて、図らずも胸が熱くなってしまいました。
老若男女問わず夢中になる理由がわかります。
黒光りする塗装面、銘板もとにかくカッコイイ。
男の子が大好きなやつや、これ!
そして、牽かれる客車がまたイイのです。
紺色のモケット、木製の手すりは黒光り、クレオソートで油びきした木張りの床。
照明は白熱灯ですね。
機関室も覗かせていただけました。
張り巡らされた真鍮のパイプ、計器。
くべられた石炭の香りと暑さ、したたる汗、まさに男の仕事現場です。
蒸気機関車に夢中になっていると、隣に電気機関車が。
鉄道の博物館か、ここは!
やってきました、きかんしゃトーマス号!
家族連れで盛況の千頭駅。
やはり乗り物が好きなのは圧倒的に男の子で、子どもはもちろん大はしゃぎですが、
かつて男の子だったお父さんたちのほうがハイテンションだったのが印象的でした(笑)
少し視線をずらすと、どこまでものどかで素敵な風景が広がっています。
やっぱり蒸気機関車が通るとおじちゃんもおばちゃんも、子どもたちも手を振っています。
すっかり溶け込んで、機関車のある風景が日常なのですね。
鉄道に夢中でしたが、たおやかに流れる翠色の大井川もとても美しいです。
静岡県でよく見られる構造の吊り橋。
ゆらゆらとよく揺れてすごい恐い!けれど渡りたくなる!
大井川鐡道は、魅力的な列車たちと情緒ある沿線風景が印象的で、心に沁み渡りました。
たまには鉄道に乗って、夏の思い出づくりをしてみるのもいいかもしれません。
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